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秘書検定準1級を目指して

Posted by 荒牧 on 2012年5月11日 in 秘書検定 |

秘書検定(正式名称は秘書技能検定)は、女子大生に非常に人気のある検定試験で「みんな持ってる秘書検定」と言われるほどです。経営の基本知識やビジネスマナーを体系的に勉強できるため、その知識は社会人になってからも必ず役に立つと思います。また「秘書」という言葉に魅力的な響きがあるのも人気の理由でしょう。

では、この秘書検定は就活に役立つかといえば、微妙です。
ほとんどの女子大生が2級か3級に合格しているため、履歴書に書いても全く目立ちません。また、2級まではそれほど難しくなく、問題集を1冊勉強するだけでも合格できる場合があるので、勉強の努力という面でもちょっと中途半端です。
しかし、準1級まで合格すると状況は変わってきます。合格者が2級の10分の1ぐらいしかいないので書類選考で多少は目立ちますし、面接試験があるため就職活動の面接対策にもなります。合格者本人に自信と自覚が生まれるのも大きなメリットです。

ということで、本学の情報ビジネスコースでは、準1級合格を目標にし、そのためのカリキュラムを組みました。
まず入学直後の6月の試験での2級合格を目指し、前期の「秘書学概論」の授業では初めから2級レベルのテキストを使って勉強します。並行して土曜日のエクステンションの2級講座(こちらは別途受講料がかかります)の受講も勧めております。
そして、11月の試験では準1級を受験・合格できるよう、後期の「秘書実務演習」では準1級のテキストで指導します。もちろん面接試験対策についても、私(これでも秘書検定1級合格者です)がしっかり指導します。
「秘書」の授業をカリキュラムのメインに組み込めるのは共学にない女子大だけの強みだと思います。しかも、4大ならともかく短大で1回生のうちに準1級レベルの指導をする学校は、かなり珍しいと思います。結構ハードですが、厳しい就職状況を考えると、就活が本格化する前の1回生のうちに上級の資格を取得できる道を用意しておきたいと思っています。

偉そうなことを書きましたが、今年からの試みなので、まだ成果が出ているわけではありません。ひょっとしたら不合格の山ができるだけかもしれません。しかし、現時点では真面目に頑張っている学生も多いので、その努力が報われるよう期待しています。

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