後期授業終了!!
今日(1月25日)後期の最後の授業が無事終わりました。画像は、最後の授業(コンピュータ演習Ⅲ)で使用したHTML(ホームページを作成するための言語)の解説書です。
来週には、定期試験や2回生の卒業研究の最終調整がありますが、1年間の授業を無事終えて、ひとまずはホッとしております。
この1年、特に前期は授業の予習に追われる毎日でした。そのため、各科目・各時間といった狭い範囲しか意識できず、各科目のつながりや授業全体の流れは今一つ満足いくものにはなりませんでした。
経営学で言うところの、部分最適はできても、全体最適は上手くいかなかったといったところで、この点は率直に反省したいと思います。
来年度は少しは慣れてくるはずですので、全体最適を意識してカリキュラムを考えていきたいと思います。また、時間がなくて前任者のテキストをそのまま使った科目も多かったので、春休み中に色々なテキストを見て、大幅な入れ替えをする予定です。
秘書検定1級・17年ぶりの合格
昨年11月に筆記、12月に面接試験を受けていた、秘書検定の1級に無事合格していました。前回の合格は平成7年秋の試験でしたので、実に17年ぶりの合格です。
1度合格しているとはいえブランクは長く、しかも面接試験は水ものなので、合格するまでは周囲に受験することを言っていませんでした。無事合格できてホッとしております。
今後1級の面接を受験される方の参考のために、私の体験談と対策をまとめておきます。
<事前準備>
面接試験の対策については、前日と当日に大慌てでやったので、万全とは言えない状態でした。ただし、1級の面接試験は市販の対策本も少なく、独学で対策をされる人が準備できることは限られているのも実情です。
「1級面接合格マニュアル(DVD)」は、すこし期待はずれでした。初回受験の人にとっては、面接の全体の流れを知りたいのに、肝心のロールプレイングのシーンがありません。また、入退室の流れも実際の面接とは大きく違いました。
結局、役に立ったのは、「秘書検定新クリアテスト1級・準1級」でした。この本には、ロールプレイングの主なパターンが解答例とともにいくつか載っており、これらを事前にしっかり身に付けていれば、本番でも似たようなパターンが出ると思います。
<試験当日>
会場は、夏に受けた準1級と同じコロナホテルでした。前回は早く着きすぎて緊張感の中で長時間待つのが大変でしたので、今回は直前に行きました。それでも集合時間から呼び出しまで30分ぐらいは待ちました。待合にいる受験生を見ると、17年前よりもかなり若い世代が多いように感じました。現役の学生らしき人も数人いました。40代の男性受験生の私はかなり目立っていたでしょう。
待っている間は、持参の「秘書検定新クリアテスト」を広げて、ロールプレイングの再確認をしました。ところで、何度か呼び出しに現れる係の女性の所作を見ると、前傾姿勢は5度ではなく10度以上、お辞儀は背中をまっすぐというよりもそり気味でお尻を付きだす感じでした。その時は、正直「大げさだな」と思っただけでしたが、面接後に「ここまでしなければ1級レベルではない」ということを知ります。したがって、受験生の皆さんは良く見ておきましょう。
<面接開始>
2名ずつ面接番号を呼ばれ、課題を提示されます。5分間で報告課題とロールプレイングを覚えなければいけません。私の報告課題は「体に良い炭酸について」、応対は「上司に急用ができて、予約客に会えなくなった」というパターンでした。応対課題は「秘書検定新クリアテスト」に似たようなパターンがありましたので、助かりました。
<入室>
入室時には、係の方がドアを開けてくれます。入り口で「失礼いたします」と会釈をしようとしたのですが、間髪を入れずに「立ち止まらずに中に入ってください」「ここに荷物を置いてください」と言われてしまったため、少しうろたえてしまいました
気を取り直して審査員の前に立ち、挨拶をします。
<報告>
いったん椅子に腰かけた後、面接番号を呼ばれます。私は最初でしたので、できるだけ元気よく返事をした後、男性(おそらく協会の役員)審査員の前で報告をします。
まず「○○についてご報告いたしたいのですが、ただいまお時間よろしいでしょうか。」と聞きます。冒頭の「○○について」という部分は準1級では不要ですが、1級では付けた方が良いと思います。また、報告の後「以上でございます。」に続けて「何かご不明な点はございませんでしたでしょうか。」というのも、準1級では不要ですが、1級では付けるべきでしょう。
報告の合間に、上司役の審査員が「なるほど」とか「そうかね」といった相槌を打つので、初めての方はペースが乱れるかもしれません。これも1級ならではの特徴です。
前傾姿勢を保ち、上司役の目を見て、途中で止まることもなく報告できましたので、まずまずの出来だったと思います。
次に2人目の受験生が呼ばれ、別の内容の報告をします。その間に頭の中で次のロールプレイングのシミュレーションをしたのですが、報告の声が大きいため、あまり集中してはできませんでした。
<応対>
次は最大の難関の応対です。とりあえず、セオリー通りに来客のお名前(来客役は名札を付けていますので、名前を忘れる心配はありません。)を聞いたうえで、「○○様、お約束をいただいておりながら大変申し訳ありません。実は…」と続けます。そうすると、来客は「では、この書類をお渡し願いませんでしょうか。」と書類を渡す仕草をしてきました。それを両手で受け取る仕草をして、「そのほかに山田(上司の名前)にご伝言がありましたら承りますが。」と言ったところで終了です。
実は、「秘書検定新クリアテスト」の解答例では、書類を預かるというシーンはなかったので、少しびっくりしましたが、落ち着いて対応できたと思います。
ホッとして椅子に座り、2人目の受験生のロールプレイングを見ます。どうやら、予約のない来客に対する応対のようです。これも典型的なパターンですので、受験生の人はそつなくこなし、応接室へ案内する仕草をするところで終了しました。必ず一つは仕草を入れるように課題を作っているのかもしれません。
<審査員からのコメント>
2人とも課題を終了した後、再度呼ばれて審査員のコメントを聞きます。17年前は男性の試験委員から一言二言あるだけだったのですが、今回はかなり長かったです。まず「秘書検定1級面接試験の審査について」という紙を渡され、審査のポイントや基準について、説明があります。キーワードは「普通を超える」という点です。
その後、受験生それぞれについて講評がありますが、これはかなり細かい内容でした。
私の場合、「報告時に「え-」が何回か入った」「お辞儀はもっと深く」「お辞儀はもっとゆっくりと」「頭が下がり気味だ」と言われ、その場でお辞儀のやり直しをさせられました。
もう1人の受験生も、「手の組み方が違っている」といった細かいことを指摘されていました。
ただ、講評の最初に「細かい点をいくつか指摘すると、」と前置きをされましたので、この前置きがある場合は、一応合格レベルには達しているのかもしれません。
最後に、「アドバイスシート」をもらって退室です。実は1級にもアドバイスシートがあるということをここで初めて知りました。内容は、一番上の「動作、形、動作の調子~直すようにしてください。」の箇所に〇が付いていました。もう1人の受験生にも同じところに〇が付いていたようです。
<合格のポイントについて>
正直言って、想像よりも厳しい試験でした。半年前に準1級に合格していたこともあり、お辞儀を指摘されるとは思ってもいませんでした。
直後に感じたのは、審査基準の「普通を超える」の「普通」は、「準1級合格レベル」を意味しているらしいということです。
前述の呼び出し係の所作の、「前傾姿勢は5度ではなく10度以上、お辞儀は背中をまっすぐというよりもそり気味でお尻を付きだす感じで」というのも、大げさではなく、普通(準1級レベル)を超えた結果だと思います。私がお辞儀を厳しく指摘されたのも、準1級レベルのお辞儀で留まっていたからでしょう。
したがって、1級の合格を目指す場合には、すべての面で準1級を上回るようにすべきです。具体的には、以下の点は特に注意した方が良いと思います。
1)前傾姿勢はより深く(10度以上)。
2)お辞儀はより深く、ゆっくりと
3)お辞儀の際は、背中をそらす(お尻を付きだす)ぐらいの気持ちで。
4)手の組み方にも注意を払う。
5)報告の冒頭では、「○○について」という部分を入れる。
6)報告の最後には、「何かご不明な点はございませんでしたでしょうか。」と付ける。
7)応対で行う仕草(書類の受け取り、応接室への案内)は大げさに。
8)声は大きくはっきりと。審査員の目を見て話すこと。
以上、今後の受験生の参考になれば幸いです。
クリスマス・イルミネーション
クリスマス・年末が近づき、街のあちこちでイルミネーションが点灯されています。聖母女学院でも、12月4日より、正門から本館にかけてイルミネーションが始まっています。それほど大きな規模ではないのですが、帰りにここを通る時は心が和みます。
また、カトリックの学校らしく、短大の建物内にもいくつかクリスマスツリーが飾られています。今週の木曜日(20日)には、クリスマスの集いも開催されます。
ITパスポート試験・合格証到着
9月に受験した、ITパスポート試験の合格証が届きました。合格自体は、9月の受験の直後で判明していたこともあり、「忘れたころに届いた」感じです。
合格証のデザインは、従来通りです。CBT(コンピュータによる試験)になっても、特には変更されていないようです。
大臣の名前は、「枝野幸男」で、有名な政治家の名前だと少し嬉しいです。
大学祭
少しご無沙汰しておりましたが、毎日、元気に勤めております。
今日は、短大の大学祭がありました。学生委員会に所属しているので、スタッフの一員でもあり、普段は着ない「ピンクのスタッフTシャツ」を着て1日中学内を回っていました。
少人数の短大ですが、模擬店は14も出店され、どこも売り切れ続出の盛況だったようです。私のゼミの「うどん屋」も、私が行ったら既に売り切れでした。残念。
イベント会場(体育館)の方は、カトリックの大学らしく、聖歌隊の合唱とハンドベルで始まりました(画像参照)。その後、メインイベントの「コスプレじゃんけん大会」や「吉本芸人ライブ」などが続き、なかなかの人気でした。
個人的には、茶道部でいただいた虎屋のお菓子がおいしかったです。また、初体験の煎茶のお茶席も新鮮でした。
1日だけの開催でしたが、忙しい中にも楽しい1日を過ごしました。
後期授業開始
先週の木曜日(27日)から、後期の授業が始まりました。
後期の私の担当授業の特徴は、講義系の科目が減り、演習系の科目が増えることでしょうか…。
講義系は「経営学概論」の1科目だけで、残りは演習系とゼミです。
また、担当授業のコマ数も少し減りますので、空き時間を活用して、秘書検定や日商簿記検定の受験指導をしていきたいと思っています。
なお、画像は聖母女学院のマークをかたどった木製のピンバッチです。南三陸の震災被害木で作られているそうで、売上金は復興に役立てられるとのことです。私も一口協力させていただきました。
第7回オープンキャンパス
昨日9日は、第7回のオープンキャンパスでした。早いもので、もう7回目になります。
今回の私の担当は、個別相談の対応でしたので、ロビーの展示コーナー(画像参照)と相談会場を行ったり来たりしていました。応対したのは、情報ビジネスコース志望の3年生が2組と、 2年生の双子の姉妹1組でした。3年生の方は、どちらもかなり具体的な質問をしてこられ、ほぼ志望を固めていただいているようでした。2年生のほうはまだ入学時のカリキュラムが確定していないので、その点あまり詳しい説明はできなかったのですが、本学のアットホームな雰囲気は味わっていただけたと思います。
アンケートによると、他にもう1人、情報ビジネスコース志望の生徒がいたそうですが、私自身は会えずじまいでした。
オープンキャンパスの参加者には、相談や質問に積極的な人だけでなく、消極的な人も多いようです。高校生がいきなり大学の教員と話すのは緊張するかもしれませんが、教員だけでなく、サポーターの学生に質問することもできますので、せっかくの機会を生かしていただきたいですね。
次回のオープンキャンパスは少し空いて、11月3日です。学校祭の日ですので、そちらも楽しんでください。
ITパスポート試験を受験
今日は、ITパスポート試験を受験してきました。
CBT試験がどのようなものか実際に体験して、学生の受験指導に生かすためです。実際に学生が受験するのは冬なので、今の時期に受験する必要はないのですが、どうせなら、合格証に印刷される経済産業大臣のお名前が枝野さんのうちにと思い、前倒しで受験してきました。
京都の受験会場は、Winスクールというパソコンスクールです。「京都駅前ビル」という名のとおり、駅前の地下街を出てすぐのビルの5階にありました。
試験の教室は普通の教室で、机の上にacerのノートパソコンが置かれていました。隣との間仕切りはプラスチック製の段ボールという簡素なものでした。TOEFLの会場のような厳重に区切られたブースを想像していた私は、少し拍子抜けしました。
10:00ちょうどにパソコン画面が切り替わって、試験開始です。4択問題を光学マウスでクリックしていくだけなので、操作は簡単です。また、答えがあやふやな問題は後から再確認できるようにチェックマークを付ける機能もついています。
肝心の問題ですが、「予想よりも大変」というのが正直な感想です。市販の問題集では、結構単純な問題が並んでいますが、それよりも少しひねった聞き方をしているように感じました。もちろん、簡単な問題も多いのですが、やや複雑な問題が混じっていると、全体が難しく感じられます。また、普段は紙ベースの問題集で勉強しているため、パソコンの画面上の問題を解くのに違和感を感じてしまいます。この点は事前の練習が必要ですね。
終盤の中問については、取っつきやすい事例とそうでない事例が半々でした。取っつきにくい事例でも、しっかり問題文を読めばヒントが書かれているのですが、受験生がそれに気づけるかどうかですね。
幸い、時間の方は余裕があり、私自身は約100分で終了しました(試験時間は165分)。解答用紙のマークを塗る必要がなく、クリックするだけでよいので、これだけでも15分ぐらいは浮くのではないでしょうか。
結果については、試験終了後、1分ぐらいで計算して表示してくれます。また、2時間ほどたてば、ネットでダウンロードすることもできます。
私の場合は、総合800点(ストラテジ系830、マネジメント系735、テクノロジ系785)でした。合格ライン(600点)は余裕で超えていますが、個人的には900点くらい取るつもりだったので、少し残念です。
CBT試験では単純に正答数で計算するのではなく、IRT(Item Response Theory:
夏の資格試験準備講座
今日、追試の日程も終了し、いよいよ本格的に夏休みに入りました。
夏休み中、毎週金曜日に実施しているのが「夏の資格試験準備講座」で、日商簿記3級とITパスポート試験の講座をそれぞれ1コマずつ実施します。
受講申込者は9名なのですが、申込だけしてまだ出席していない学生が2名いるので、今のところは実質7名です。このうち、夏休み終盤まで残っているのは何人でしょうか…。
最終的には2~3人に減るかもしれませんが、1人でもヤル気がある学生がいれば、サポートしていくつもりです。
受講生の基礎知識にバラツキがあるのが現状ですが、通常の授業と違い少人数なので、適宜受講生を指名しながら、臨機応変に進められるのがありがたいです。
受講生は、普段の私の授業の進め方と少し違うので、ビックリしているかもしれません。
準1級合格報告&オープンキャンパス
昨日(5日)は、第6回のオープンキャンパスでした。先週に引き続いての開催です。
朝一番にうれしい報告が届きました。
秘書検定準1級の面接試験を受験した学生が、オープンキャンパスのサポーターとして登校してきており、「合格しました」との報告を真っ先に受けました。
トップクラスの優秀な学生でも面接試験は緊張したみたいでしたが、無事合格して何よりです。2回実施した面接試験対策も役に立ったようです。本人にとっても貴重な経験になったと思います。
なお、春の試験の準1級受験生は1名(私を入れると2名)だけでしたので、一応、全員合格です。
オープンキャンパスの方は、私の所属するキャリアデザイン専攻志望の参加者は10数名と、ほぼ例年並みだったようです。情報ビジネスコース志望の学生も数名いましたので、入学を期待したいところです。
私自身は、予定していたインターネット関係のミニ講義が中止になったため、コース紹介のコーナーにて説明をしました。さすがに6回目になりますと、私も慣れてきて、スムーズな説明ができたと思います。